DNS は辛いよ

10年ほどのインターバルで DNS のせいにされるというとばっちりを受けた。
10年ほど前の話。別の研究室に導入されたX端末が起動しないので、持ち帰って動作確認後再度納入。しかし動作しなかった。再び持ち帰って動作確認後納入、でも動作しない。導入担当の SE さんから、「おたくのネットワークもしくは、おたくの DNS の設定がおかしい」と指摘される。念のため DNS まわりは確認したが問題を発見できず。SE さんに、「tftp あげてますか?」と聞いてみたら、「あっ、すいませんでした」と問題は解決。
最近の話。「うちのメールサーバにメールが来ないのは DNS が悪い」と指摘される。いや、DNS はホスト名とIPアドレスの一覧から設定ファイルを自動生成しているから、特定のマシンだけ設定が違うというのはありえない。で、件のメールサーバを見に行くと 25番ポートが開いていない。「MTA は何ですか」と聞くと、「sendmailpostfix」というあいまいな答。でも、/etc/sendmail.cf も /etc/postfix/* も存在しない。RPM でインストールされたパッケージの一覧を見ても MTA がない。一言断って postfix をインストールしてみると、パッケージの衝突なし。postfix で最低限の設定をするとメールを見事に受信。
まぁ、ネットワーク屋ってこんな扱いを受けるんですよね。動いているときは何もないんだけど、トラブルが発生すると文句をいわれる。ど素人さんとちゃんとわかった人はいいんだけど、中途半端にネットワークをかじってる(知ってるつもりになっている)人が自分以外に原因があると思い込んで文句をいうからさー大変。こういうのはうまく避けて通らないといけない。