Android端末を一週間使ってみた
Android 2.2 の端末を一週間使ってみた。
- Google とのアカウント連携は便利
- 電池の持ちは微妙(要チューニング)
- テザリングは簡単
- SkypeIn の待ち受けができる
- 電波の掴みは悪い*1
- ナビは怪しい部分もあるけど結構使える
- アプリケーションを書くために Java の勉強する気になった
- こっちの未来の方がいい(かも)
Google にメールと連絡先とカレンダーを預けている場合、アカウントの設定だけで同期してくれる。ややこしい設定は不要。AppBrainのような Google のアカウント使うサービスでもパスワードだけ入れ直せばいい。SIM を入れ替えた場合は、起動時に Google のパスワードを再入力する必要があるけど、SIMってそう頻繁に入れ替えないので問題はない。
現在入れているアプリケーションは http://www.appbrain.com/user/a4w/htc-aria な程度。ただし、このリストにはプリインストールのアプリケーションも含まれている。
メールや連絡先やカレンダーやGoogle Readerと同期をとる都合、バックグラウンドでプログラムが動いているし、それに伴う通信もあるので電池の持ちは微妙。同期の周期を長めにするとか調整が必要。
テザリング*2の設定は簡単。テザリングをOn/OffするWidgetとWiFiをOn/OffするWidgetがあるので、これを並べてある。テザリングをOnにするとWiFiがoffになり、WiFiをOnにするとテザリングがOffになる。ちょうど、基地局側とクライアント側を切り替える感覚でポチッとなすればよい。
SkypeInの待ち受けができる。Skypeと戦略的パートナーシップを組んだキャリア用のクライアントでは、SkypeInの着信不可能*3だし、SkypeOutは国外のみで Skypeを使うメリットがない。確かに Skype が普及していることは事実だが、中小企業同友会の社長さんなどはランドラインからSkypeInに電話してくるので、SkypeIn の着信ができない Skype は無意味。国内向けSkypeOutもランドラインに60分/月まで無料*4のプランが使えない Skype は無意味。
戦略的パートナーシップの関係で、国内他社の SIM を入れた Android ではマーケットから Skype がインストールできないので、O2*5のSIMに入れ替えて Skype をインストールした。海外キャリアの SIM がない場合は、Skype.apk を探してきて MicroSD(HC) カードもしくは Dropbox 経由でインストールする必要がある。
Android の問題ではなく、ハードウェアの問題だが、電波の掴みが悪い。体感では D25HW >> S11HT > S22HT >> S31HT ぐらいの感じ。D25HWだと壁際につけた机の上でも通信可能だが、他の端末は圏外。S11HTとかS22HTは窓際で通信可能*6になるが、S31HTは室内では圏外のまま。もともと、データ通信用に契約した回線なので通話はおまけだし、自宅に居るときに電話がならないのはある意味メリットである。
ナビは使える。iPhone用のナビを物色していたが、Android の Google ナビで充分。ただし、距離重視でルートを決めるように思えるので、アップダウンの多いコースに誘導されるような気がする。そこで、指示を無視して普段のコースを進むとコースから外れた時点で自動的にリルートしてくれる。始めて行く場所は地図で大方のコースを確認してから出かけるのでこれで充分使えそうである。
実は、30年ほどプログラムを書いているが、Java と SQL はちゃんと勉強したことがない。プログラムを書き始めた初期に(いわゆる)dBX系言語を使っていたので、その名残りで SQL は書けないけど理解できる。Cは25年ほど前*7から使っているので、Java も何となく理解できて、学生のプログラムのバグぐらいは解決策を指摘できる。ただ、「この小さい箱で自前のプログラムを動かしてみよう」というのを実現するために「Java を真面目に勉強してみようかな」という気になった。まずは GNU/Linux に開発環境を構築するところから。
iPhone はたしかに未来を見せてくれるデバイス*8だった。Google副社長のVic Gundotra ぢゃないけどそれは望んだ未来とちょっと違うような気がする。Android も Google のコントロール化にあるが、こちらの未来の方がいいと思う。今の iPhone 3GS も2年たったら今度の買い替えは、iPhone .* でなく Android が動く端末に機種変更すると思う。