人徳もしくは日頃の行いパラメータ

卒業論文の締切り日。学生達は2つのチームに分かれていて一方のチームは11月末が卒業論文の締切り。他方のチームは今日が締切り。なぜか、11月末に卒業論文提出済みチームの学生ばかりが来ている。午後に入って数時間で、本日締切りチームがなんとか出揃う。
本日締切りチームの学生は誰しも助けが欲しい状況だが、部屋全体を見ていると援助のしかたに一つの傾向があるように見える。日頃から来ている学生ほど手伝ってもらえる、日頃来ない学生ほど後回し*1にされる。卒業研究以外で他の学生と付き合い*2がある学生ほど手伝ってもらえる。こういう修羅場モードの時は日頃の行いパラメータの少しの差が何倍にも増幅されているのが目撃される。

結局、パラメータが正の値を持つと考えられる半数の学生が(いちお)完成した卒業論文を所定のファイルに綴じて教授に提出。パラメータが負の値を持つと考えられる残り半数は、ファイルに綴じるも(教授の帰宅時間に)間に合わず、あるいはそもそもタイプセットする TeX Source が完成せずという結末になりにけり。

既に配属されている三回生でも授業のある日しか研究室に顔を出さない*3学生と、授業の有無に関わらず毎日研究室に出没している学生がいる*4。これが1年後には今回と同じような結末になるのか、興味深いところである。

*1:後の者が先になり、というFILOではなく、FIFO

*2:絵の書き方を教えるとか、一緒に飯を食うとか

*3:そもそも登校しない

*4:ほとんど来ない学生もいますが