卵が先か、鶏が先か

先日、某授業でコンパイラの話をした。コンパイラコンパイルして作る、最初のコンパイラはどうやってコンパイルするんでしょうね。というネタふり。卵が先か鶏が先かというのと似た話。卵が先だと温める鳥がいなくて腐っちゃうよねという話。
季節的には雑誌が手帳特集を組む季節。今年は年収2000万円と500万円の手帳を比べるという特集があった。異なる年収の集合でどういう手帳(PDAやネットワーク上のサービス含む)を使っているかという解説がなされている。ところで、年収2000万円の集合の手帳術は、``その手帳術で年収2000万円を確保した''のてあろうか。GMOの熊谷氏のように、自ら考案した手帳術で年収を増やした例もある。年収2000万円相当の仕事をするために、必要に迫られて今の手帳術に落ち着いたかもしれない。こちらも手帳術が先か、年収が先かという話。
手詳術は仕事術の一部であり、それぞれの人の思想や仕事のやり方、あるいは外部的要因などから現在の方法に収束してきたものである。単純に同じ手帳の使い方をしたから同じような仕事、同じような年収というわけにはいかないものである。