義務教育

義務教育なのに、授業で必要なもの*1を家庭で用意しないといけないのはどういうことだろう。エゲレスでは、(給食を申し込んでいない子の)弁当以外、費用も持っていくものも不要と聞いた。「義務教育なので教育に必要なものは学校が用意する」のがあたりまえという。
そろそろ給食も全員一律をやめればいいのではないか。申し込んで代金を払った人は給食、申し込まない人は弁当持参か家に食べに帰る。終戦後の混乱で食べるものに困るからせめて学校でちゃんと食事を食べさせるという時代はとっくに終わっている。給食を一律に食べさせることが平等を教育することと考えているからなのか、こういう不払いの問題や豚肉(および豚の派生物)が宗教上の理由で食べれない生徒への給食の強要問題が起こるのではないか。

自治体は、徴収員の配置やプリペイド方式の採用など“あの手この手”で踏み倒し防止に躍起だが、滞納する保護者の多くが「義務教育だから払いたくない」の一点張り。なかには「給食を出せと頼んだ覚えはない!」「給食を止められるものなら止めてみろ!」などとすごむ保護者もいるという。

 学校給食法は、子供たちに給食を提供するよう自治体に「努めなければならない」と努力義務を規定。そのための設備や調理員の人件費は自治体が負担するが、食材費は保護者が負担するよう定めている。文科省学校健康教育課では「結局は保護者のモラルの問題。学校を通じて給食は自己負担であることへの理解を求めるしかない」と話している。

*1:絵の具・習字道具・運動会で(当該学年の)全員が使うもの etc...